年間205兆円(平成14年度)もの売掛債権が存在します

複雑多様化している企業経営リスクの中で「動的リスク」の代表格ともいえる「与信リスク」は、売掛債権規模で205兆円にも達しています。
大企業ではなく、資本金1億円未満の中小企業の企業資産を見てみましょう。
(1)土地が81兆円 (2)現金預金が81兆円 (3)受取手形売掛債権が78兆円
企業資産の1/3を売掛債権が占めています。(財務省:平成14年度法人企業統計年報より)
この売掛債権に対するどのようなリスクヘッジをしていますか?


債権回収不能リスクを解決するのが取引信用保険です

取引信用保険[Credit Insurance]は日本ではまだなじみが薄いかも知れませんが、欧米で60年以上の歴史を持つ保険であり、取引信用保険専門の保険会社も存在します。欧米で発達した保険ですが、日本では1994年に認可された時、欧米とは違った形を取りました。(詳細は日本型と欧米型の取引信用保険を参照して下さい)
また、保険会社の考え方、約款、包括契約書なども各社各様です。そのため、弊社のような「取引信用保険に特化」した代理店が必要になる次第です。貴社のニーズに合う取引信用保険を手作りいたします。
以下は、各保険会社の考え方を最大公約数的にまとめたものです。(保険会社により異なる場合があります)


保険の内容

保険金を支払う場合取引信用保険の事故は、債務不履行が発生した場合です。
具体的には、
(1)法的倒産(会社更生・民事再生・自己破産など)
(2)金融機関または手形交換所の取引停止処分を受けたとき
(3)取引先が一定の期間を経過しても債務を履行せず、保管会社が履行の見込みがないと判断したとき(会社整理・夜逃など)
法的倒産の場合は直ちに保険事故となりますが、夜逃げなどの場合は待機期間があります。
保険金を支払わない主な場合
被保険者の故意・重大な過失・法令違反による損害などです。
地震リスクに対しては、約款免責とそうでない保険会社があります。


保険金の支払

基本的には(未回収債権額−回収額)× 縮小率 ≦ 支払限度額(クレジットリミット)です。
例:取引信用保険に登録済のA社が自己破産しました。
貴社の債権残高 45百万・回収額5百万・縮小率90%・クレジットリミット 50百万の場合(45百万−5百万)×90%=36百万の保険金支払となります。
保険事故の場合の必要書類は、債権届出書・手形の両面コピー・請求書コピー・保険金請求書などです。書類がそろい次第、1ヶ月以内に保険金を保険会社が支払います。
手形の支払期日まで待機することはありません。
迅速な保険金の支払に向け、弊社がお手伝いいたします。
また、保険金支払後は保険会社に債権の譲渡をいたします。
その後の配当金などについては、保険会社が支払保険金の範囲内で、回収することになります。


保険対象の取引

取引信用保険で対象とする取引は、継続的な以下の取引です。
売買契約
販売委託契約
役務提供契約
運送取扱契約などです。
決済条件が取引ごとに異なる請負契約や延払契約(割賦販売契約)等は対象外です。


保険対象先選定の留意点

(1)貴社の取引先を包括して保険の対象にします。従いまして、「特定の取引先」だけを保険にかけることは出来ません。ただし、一定の基準(売上高・債権残高)で取引先を限定する事は可能です。
例えば、上位5社を除外するとか、債権残高1百万以下は除外するという方法です。
また、特定の部門・支店に限定する事も可能です。
例えば、東京支店のみとか、営業1部の取扱商品だけを保険の対象とするという方法です。
(2)対象取引先は、原則10社以上必要です。
保険会社は1社に集中する債権に対して、シングルリスクと見做すので、債権残高は複数社に分散されているほうが、貴社のためにも保険会社のためにも好ましいと思います。そもそも1社集中型でしたら、与信管理自体が出来ません。あるいは、必要ありません。
(3)決済期間は180日以内が基本です。
(4)資本関係のある取引先や、官公庁は対象外です。
(5)日本国内の取引に限ります。海外向けについては、※輸出取引信用保険での対応となります。
(6)取引規模は年商5億円程度から保険引き受けが可能です。
※輸出取引信用保険とは・・・コファスジャパンの場合

企業のメリット

巨額損失の回避 連鎖倒産の防止 決算の平準化
貸倒損失の早期回収 資金繰りの安定化
与信管理の充実・向上 保険会社による取引先のモニター機能・予防策
対外信用力のアップ 営業債権の保全による金融機関・仕入先の信用力向上
株主に対するリスク開示 保有リスクの保険転嫁(IR活動の一環)
保険料の損金算入 全額損金算入のため、引当金のコスト化となる
与信のアウトソーシング 企業統治(コーポレートガバナンスの一環)

なぜ取引信用保険が必要か?

情報機関の「点数」だけでは心配ではありませんか?
営業マンの情報だけで大丈夫ですか?
保険で取引先各社ごとの「与信額」を決め、保険会社に転嫁し、自己保有リスクを減少させるべきではないでしょうか?
(取引信用保険のQ&A参照)


 
 
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